この旅で一番恐れていた都市デトロイトについに行く事になった。シカゴよりも治安が悪いイメージでEminemの出身地でもあるデトロイト。8mileと言う映画でもその街の廃れ方を見れば行く前に治安が悪いんだろうと想像がつく都市である。まずグレイハウンドでついて驚いたがグレイハウンドステーション周辺が全く人気のないことだ、いつも通りステーション外には黒人の人達が溜まっているがそれはお決まりなのである程度なれて来た。しかし、真っ昼間だというのに、全く歩いている人がいない。いくら休日とはいえその静寂さが逆に怖くなるくらいだ。
このグレイハウンドステーションはインターネット設備がないので、夜バスを待つ時はずっとこのブログの下書きをしていた。また、レストランも用意されていないので自動販売機で食事を買ってレンジ(備え付けのもの)で温めて食べることしかできない。
グレイハウンドステーションのアクセスはダウンタウンの外れくらいに位置しており、徒歩で行くしか方法はない。なので、暗くなった後は恐らくタクシーを利用するのが無難だろう。自分は暗くなる前にステーションへ歩いて到着したがやはり誰も歩いている人がいないので、一人歩きは気をつけるべきかもしれない。暗くなった行こうも現地の人達がステーションへと来ていたが、誰一人として徒歩や公共の交通機関を利用して来ていなかったのを見ると、地域的にも気をつけた方が良いかもしれない。ただ一つ安心する言葉を聞けたのが、グレイハウンドの係の人が危なくないとこなんてないんだから、バックだけはしっかり持っておけ!!といった事。バックだけ持っておけば良いと言う事はひったくり程度しか起きないのかもしれない。
さてグレイハウンドから街に目を移すと、この街の過去が良く見える光景となっている。ダウンタウンに立ち並ぶ古いヨーロッパ調のハイライズビルディングはほぼ全て廃ビルと化していた。確か70年代か80年代にかけて車産業の台頭でこのデトロイトは車産業の工業地帯として栄えたのを地理か何かで学んだのを覚えている。がしかし、その後の日本車の台頭でアメリカ車のニーズが落ちてくると今までの生産台数を確保できなく、工場の閉鎖などが余儀なくされ、関連産業もどんどんと衰退して行った。そしてこれらを皮切りに最近では2008年のリーマンショックなどで最大手のGMですら再建が危ぶまれたくらいなのだ。そんな街を象徴するかのように、ハイライズのビルの一階部分が全てベニア板で閉じられ、真っ暗なガラス越しにはクモの巣がはり当時の栄えていた面影を少しかいま見る事のできる光景となっている。
それにしてもこの廃墟ビルの多さには来てみると驚くだろう。
危険な臭いがする都市だけに夕方以降出歩くのを止めて(チキンなため笑)グレイハウンドステーションへ戻ることにしたが、この街の観光地は非常に少ないように感じる。それだけ、街の活気を感じることができなかった。
またホステルについては、アメリカでも大きな都市に入るので存在するかもしれないが今回は滞在がなかったため、調べていない。
もしホステルなどの検索をする場合はHostelWorld.comもしくはHostel.comをお勧めする。
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