2011年9月14日水曜日

Baseball Trip Day 10 @ Milwaukee(Miller Park)

自分の愛読サイトBallpark Reviewsで非常に低い評価を受けていたここMiller Parkであったので、そのあら探しの為に今回はある程度期待しないで球場に足を運んだ。



しかしながら実際に訪れてみたMiller Parkは予想を遥かに超える(良い意味で)球場であった。まず、欠点からいくつか書くとすると、ダウンタウンの近隣に球場を構えることの多いメジャーリーグ球団の中でこのBrewersは郊外に球場を建設した。しかも、かなりアクセスが悪く車無くしてはいけないような所にある。ナイトゲームなどはバスで帰宅は難しいと考えた方が良いだろう。しかしながら、大型の駐車場を保有しているため車での来乗客の期待や満足(球場と駐車場の距離)を満たす事ができるだろう。


そしてもう一点の欠点はスペースの効率的な使い方が出来ていないと言う点。球場がとにかく大きなビルか倉庫のような形をしていて各階に何か色々なプロモーションを仕掛ける事のできるスペースが沢山あった。しかしながら、ただスペースを空けとくだけで終わっていたのが、もったいと思った部分だ。ここをもう少しファンが楽しめるようなスペースを作ったり、違った形のサービスを展開したりしたら面白いのではないかと思った。





さてここからはMiller Parkに対して感じた良い部分を書いていこうと思うが、まずその存在感は見る者を魅了する作りとなっている。高速道路を走っていると直ぐ横に現れるこのMiller Parkはとにかくでかい!!屋根部分を支えている壁がガラスばりになっているのも一つの特徴だろう。そしてセンター後方の電光掲示板の両脇も開閉式の壁となっており、選手のバッティング練習中はここが開いていた。恐らく、毎試合ゲームが始まると閉じる事になるのだろう。
また開閉式の天井も14分間でしまる事ができるらしく、急な悪天候にも対応しているのだとか・・・。この辺もすばらしい。



そして目を球場内に移すと広々とスペースを取られたコンコース、そして種類が豊富な飲食物の数々。特にこのMiller Parkは同じホットドッグでもいくつかの種類のソーセージに分かれているのが有名だ。元々ドイツ系の移民が多いこの土地ならではなんだとか・・・そして5回裏終了時に行われるソーセージレースもそれをモチーフにしているのだろう。



またライト側コンコース部分にはプレイエリアが設置されており、バッティングやピッチングを始めとしてその他にも数々のアトラクションが備わっていた。一つユニークだったアトラクションが有名なソーセージレースを足漕ぎペダルで競争できるアトラクションで、これは見ていて楽しかったし、競争している子ども達が非常に楽しそうに見えた。

今回座った座席は一番安い席で正直観戦にはあまり良くない座席だった。しかしながら、メジャー球団の良い所は一番安いチケットでも立ち見で良ければ、内野部分のコンコースから見たり、1階部分の外野後方から見たりすることもできるのだ。
丁度観戦に訪れた日がNFLの開幕戦で昨年スーパーボールに進出したパッカーズ(Milwaukee近隣のチーム)の試合があり、球場に来ているお客さんはBrewersを見ながらコンコースのTVで映し出されるパッカーズの試合を見ると異様な光景だった。そしてホームランが出ると花火があがったり、レフト後方にある滑り台の所にマスコットが旗を振ったりとしていた。本来はこの滑り台を滑り降りるらしいのだが今回は見る事ができず残念だった。



チームストアについては前日に訪れたカブスとは比べ物にならない程綺麗で大きく、そのジャージーと帽子の種類についても豊富さを感じた。また各階に最低でも一つは大型のチームストアを備えていたので、こういった部分でもファンの期待と満足度という部分に応えているのではないだろうか。




今回は、あまり期待しないで訪れただけに凄くビックリし、その壮大さに少し感動してしまったMiller Parkだったが総合的に評価するのであればA-といったところだろうか。設備などのハード部分がしっかりしてたので、そのアクセスの悪さだけ改善できれば凄く良い球場になるだろう。今年はチームも強くプレーオフ進出がほぼ決まるだろう。それに比例して観客動員数もソールドアウトが続くように、課題改善にも頑張ってもらいたい。


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