先週の木曜日から昨日に掛けて少し忙しい日々を送っていました。
木曜日は大切なミーティング、金曜日はオフシーズンの一大イベント、
土曜日はブルージェイズ選手サイン会の手伝い、
日曜日は元ルームメイトと食事、昨日はミーティング2件と
偶然の遭遇による飲み会が1件と楽しいく忙しい週末を過ごしました。
その中でも金曜日に行われたLuncheon Partyでは、
ブルージェイズの選手とわがカナディアンズの
コーポレートパートナーによるFundraising Partyの主催として
色々な準備と対応に追われていました。
カナダ(北米)に来てもうすぐ2年になりますが、
こちらの会社で働いているせいか、非常にドネーションなどの
寄付文化が浸透していると感じます。
今回のLuncheon Partyも我がカナディアンズが創設した
Canadians Foundationと言うもので基金を集め、
その基金を下に地元の子ども達に野球を通して
貢献しようと言う趣旨でのパーティーを行いました。
集まった金額は何百万規模でこの金額は3つの施策を通して、
地元の子ども達に還元して行く方針です。
まずその一つが5歳〜10歳までのリトルリーグに所属したくても
財政的に困難な家庭の子どもにリーグ登録料・グローブ・スパイクを
提供すると言うもので毎年100人規模の子どもに支援を考えています。
ここで年齢制限を設けているのが、この基金の一つのテーマでもある
『HOPE』と言う言葉に裏付けられた意味合いがあり、
5歳から10歳の間であれば子どもの意識を変えることに
効果的な年齢とされていると言うことです。
そして二つ目の施策が、BC州の高校生のトップリーグである
PBLと言う野球リーグの会場を提供するという形で
我がスタジアムScotiabank field at Nat Bailey Stadiumが使用され、
選手の育成を支援するということです。
そして三つ目はカナダで唯一の野球名門大学である地元UBCへの
スカラーシップの提供です。
これは、UBCがスカウトした選手の中から毎年一人か二人を選考し、
その選手のスカラーシップサポートをすると言うものです。
この三つの施策を通して最終的な理想目標としては、
バンクーバーで野球が出来なかった子がカナディアンズの基金を通し
プレーする機会を与え、Nat Baileyで育った後にUBCにスカウトされ
プレー、その後ドラフトに掛かり、カナディアンズの選手として
再びNat Bailey Stadiumにプロの選手として戻ってくる。
そんなストーリーができれば、一つこの基金の意味合いが
達成され、また同じような状況にある子ども達への
勇気や希望(HOPE)に繋がるのではないでしょうか・・・
こちらには様々な非営利団体や基金が設立されており、
助け合いの社会を築いているのが事実ですが
一つ今回のパーティーを通して学べたものは
自分たちの得意な分野で地域へ貢献して行くという部分と
基金を設立する際のテーマや趣旨、会社で言う基本理念が
一番重要であり、その基盤をつくることが非常に大切だと
感じました。
コミュニティーとの関わりはこちらに来て非常に学ぶものが多く
また社会的責任の一つでもあると改めて感じている今日この頃です。
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