2011年10月1日土曜日

Baseball Trip Day 17 @ Philadelphia,PA (Citizens Park)

実力と観客動員数がともにMLBで一番といっても過言でないPhilliesが使用するCitizens Bank Park。この球場に訪れるのは今のMLBの球団のトップのマーケティングや球場をづくりを見れる良い機会なので非常に楽しみしていた。そして実際に行ってみて来た感想をいうと、やはりメジャー一番になるべくしてなっているチームと頷ける物を沢山みることができた。


まず球場へのアクセスから書いて行こう。球場はダウンタウンの南に位置した郊外の倉庫地帯に建っており、周りは大型の駐車場で囲まれているため何もない。あるものと言えばフィラデルフィアのアメフトチーム、イーグルスの本拠地とホッケーとバスケチームの本拠地が近隣に存在し、スポーツコンプレックスとなっているところだろう。そして、大半のファンが車を利用してこの球場へ訪れるのだ。電車でのアクセスもできるのだが、一路線のみしか乗り合わせていなく、試合後の本数は増えるがダウンタウンから電車で20分程度なのでちょっと遠いかもしれない。バスでのアクセスもあるのであろうが、電車をおすすめする。街の紹介でも書いたが、電車の乗り合わせや乗り換えが非常に複雑になっているので、時間に余裕を持って行った方が良いかもしれない。また駅で球場への行き方を聞く時は、球場の名前(Citizens Bank Park)と伝える事、間違っても駅名を伝えない方が良いだろう。駅名(AT&T)を伝えると近くになるAT&Tの窓口を紹介されてしまうので気をつけよう。




球場に併設されたチームストアは一階が大人向けの商品、2階が子ども向けの商品となっておりターゲット層分けがなされている。外観は非常に綺麗なのだが,中は思ったよりも狭く他球場に比べても小さいチームストアとなっている。それでもファンの人達がユニフォームや帽子を被っているところをみるとそのチームの人気ぶりが伝わってくる。


球場名にのコンコースの内野部分はすごく広くスペースが取られており(多分今までで一番大きいコンコース)、球団の観客動員数を誇るだけの作りに設計されているのだろう。またコンコースで扱うフードの種類も地元名物のCheesesteakから始まり、定番のホットドッグから様々な種類を取り扱っている。レフト後方からセンター後方にかけて広がる屋外コンコースではCrab Friesと言うフライドポテトの屋台が長蛇の列をつくっており、Cheesesteakに次ぐ名物商品として人気があるようだ。このセンター後方の屋外コンコースは2階も存在し、2階部分はバーが併設されたデッキシートのような形となっている。またレフト後方部分の一階は予約制のようなレストランになっており、2階部分はブリーチャーシートとその後方にバーカウンターが存在する形となっている。ライト後方にはキッズエリアが設置され、ちょっと説明しにくいのだが変なアトラクションがいくつかあった。そしてその真ん中にBBQスタンドがあり、目の前でチキンやら肉やらを焼いていて煙りがもくもくと立って良い香りを醸し出していた。
とにかくフードはバラエティに富んでおり、価格はやや高いがそれだけボリュームも多いので楽しむことができるだろう。そして毎回飽きる事なく楽しめる豊富さもあるだろう。これが観客動員数1位を誇る理由の一つかもしれない。



球場の座席の作りなどはそこまで特別にこった部分等は存在しなく、正直言ってあまり面白くはない。どちらかと言うとユニークな色が楽しめる球場が好きな自分にとっては少しニュートラル過ぎる座席配置や球場の作りになっていた。ただこれもあまり顧客の視野に格差を付けず、一般的にボールゲームを楽しめる事ができるようにしているのも観客を入れる為の一つの戦略なのかもしれない。
この日はあいにくPhilliesの選手のホームランを見る事ができなかったのだが、自チーム選手のホームランが出た際にはセンター後方に設置されたフィラデルフィアを代表する大きな鐘の電飾が動き、揺れる演出が施されるのだ。これを見るのは行ったゲームの内容によってくるので、是非Phillies選手のホームランを期待して来場しよう。



このチームが地元から愛されている象徴として、今回観戦行ったゲームは日曜日の午後8時スタートのゲームであった。そして同日、同時刻から地元アメフトチームの試合も開催(敵地アトランタで)されていたのだが、ほぼ満員に近いお客さんが入っており、その迫力と人の多さにビックリしたものだ。試合は負けてしまったのだが、既にポストシーズン進出が決まっているだけに少しお客さんも余裕といった感じで帰路についていた。



今回この球場を見て、総合的に見るとA+といった球場になっている。ただ個人的な部分ではもう少しユニークな名物が欲しかった。それがあれば、本当にMLBナンバー1のチームになれるような気がした。

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