海外在住の為、日本のニュースやそれに対する盛り上がり、
温度がどのくらいなものか分からないが、今年から横浜を本拠地として
プレーする横浜ビーコルセアーズについて少し考えてみよう!!
まずは地域性について考えると、ほぼ他のBJチームが都道府県単位を
象徴してフランチャイズを置くのに対して、横浜と言う都市にチームを
据えたこと。ここに関しては、非常に良い動きではないかと思う。
ただ一つ気になることは、1都市にフランチャイズを置いたのに
会場を2か所にする点からはメリットを見出すことは難しい。
やはり、チケット収入がカギとなる箱ビジネスでシーズンチケットは
チケット収入の売り上げを確固たるものにする一つのツールだ。
開催会場が転々とするチームのシーズンチケットを買う人は
やはり相当のファンしか見込めないだろう。
企業の福利厚生として買ってもらうには、少し難しいかもしれない。
ここで簡単にスポーツチームの収益の構造を大きく分けると、
チケット収入・スポンサー収入(広告)・放映権収入
グッズ収入・コンセッション収入(施設)に分けることができる。
このチケット収入が他の4収入に大きな影響を与える。
お客が入らなければ、放映権がつかず、放映権がつかなければ
広告価値は下がる、そして観客動員数がコンセッション及び
パーキング収入に比例して上下する。グッズに関しては、
ブランディングに近いので、いかにしてチームをアピールしていくかに
なってくるのかと思う。
ビーコルセアーズの設立と同時に、オーナー兼社長の方が
バスケの競技人口が一番多い神奈川なので、ある程度の
見込みや期待は持てると新聞で語っていたが、どういった部分に
ターゲットをあてるかが一番の成功のカギになるだろう。
バスケの競技経験者にターゲットを置いたビジネス展開をするのか、
それとも全くの未経験や違った層をターゲットとしてバスケ観戦と言うものを
体験を通して育成していくのかで、プロモーションやビジネス展開が
変わってくると思う。
また企業の見つめる目的についても、球団経営が変わってくるだろう。
バスケを通して横浜・神奈川にどう貢献していきたいのか・・・
せっかく立ち上がった球団なので、一から作り上げていける強みを活かして
是非とも成功させて欲しい。
浜っ子として、そして自分の最終的な目標である
「横浜のスポーツ界を変える」と言う気持ちから
今回の球団創設からシーズンを通しての運営状況に目が離せないこととなるだろう。